北海道南西沖地震から20年
2013年 07月 12日
北海道南西沖地震から20年が経つ。
あの大きな地震で大津波が発生。
多数の死者と行方不明者を出した。
私は、対岸に住んでいたが大きな津波が押し寄せた。
海岸から離れていたため、津波の被害はなかったが
今でも、津波が押し寄せる音を忘れることが出来ない。
そう、
ものすごい轟音が鳴り響いていたのだ。
川から津波が押し寄せる恐怖もあった。
何よりも
真っ暗な場所に津波が押し寄せる恐怖。
想像が出来るだろうか?
北海道南西沖地震は、
夜中に発生したのだ。
停電して暗闇の中、津波の恐怖と闘う
実際に、大津波が襲った
奥尻や瀬棚、大成宮野、北檜山太櫓
そこの住民は…
言葉を失う。
私は、早朝に北檜山太櫓地区の被害状況を確認するため、被災地へ
瓦礫の山が、至るところに…
空襲があったような…
言葉が出なかった…
座っている生存者を発見し、
その高齢者は、一言
何もかも、無くなった
その言葉しか出ない
ものすごい
惨状を目にした。
私は、奥尻島で犠牲になられた遺体を弔うお手伝いをさせていただいた。
そう、奥尻島だけでは、遺体を弔うことが出来なかったためだ。
改めて
ご家族にご冥福をお祈りします。
北海道南西沖地震を体験した私たちが
伝えていかなければ、風化してしまいます。
年に一度ですが
あのときの大津波を振り返り
揺れたらすぐに逃げる
その事を若い世代に伝えていきます。
暗い闇のなかで大津波か襲来する
本当に恐ろしいです。
皆さん、地震と津波には十分気をつけてください。