函館新聞の記事を公開!(平成19年1月15日付け)
2007年 01月 17日
「おしゃべりキーボード」販売開始
視覚障がい者・高齢者の独習可能に
障がい者自立支援センターセラピア
NPO法人(特定非営利活動法人)セラピア障がい者自立支援センターでは、パソコンのキーボードにつなぐと、押したキーの内容を音声で知らせてくれる特殊装置「おしゃべりキーボード」の取り扱い販売を開始した。視覚障がい者はもちろん、キーボード操作が不慣れな高齢者、ブラインドタッチの習得など幅広い活用が見込まれており、理事長は「興味のある人は、ぜひ足を運んで自由に体験してほしい」と呼びかけている。
同センターは、在宅の心身障がい者を対象に社会参加の場を提供することにより、日常生活における自立を促そうと、音楽療法や温熱療法、アロマテラピーなど、さまざまな事を行っている。
中でもパソコンを使った就労訓練は、自立のための重要なステップの一つ。同センターでは、障がい者がパソコンをマスターするためのサポートグッズとして、通常の4倍の大きさの「超大型キーボード」などを扱い、評判を集めてきた。
今回の「おしゃべりキーボード」は、「超大型キーボード」と同様、群馬県のベンチャー企業であるエクセレントサービスが開発したもの。目的のキーを押すと、瞬時にその内容が音声で発声されるため、視覚障がい者がパソコンを独習することが可能になる。
また、機械が苦手な高齢者にとっても操作を間違えたことが即時に確認できるため、キーボード位置の習得などに非常に便利な装置となっている。
おしゃべりキーボードは国内仕様のコンピュータに接続可能。定価は、29800円(税込み)。
同センターでは、17日から19日の3日間、午前11時から午後3時まで 「超大型キーボード」と「おしゃべりキーボード」の無料体験教室を実施する。
問い合わせは、メールアドレスまで。
平成19年1月15日(月)函館新聞掲載記事