平成21年 NHKニュース「おはよう北海道」今年にかける③
2009年 02月 19日
(たいやきを紹介)
D:函館名物「いか」の形をしたたい焼き風のお菓子です。1つ40円、市内にある障がい者の作業所で売り出しています。
(生地作りの様子)
D:この男性が生地を作ります。脳性まひで手の動きに障害があります。この作業ならうまくこなせることができます。
A:やっぱりお客さんにおいしいものを届けたいというそういう思いですね。
(たいやきを焼く作業)
D:焼くのはこちらの女性、パニック障害があります。急いでたくさん焼き上げるのが難しいですが、落ち着いて取り組めばうまくこなすことができます。
(カフェの様子)
セ:いらっしゃいませ! いらっしゃいませ! いらっしゃいませ! いらっしゃいませ!
(セラピアの紹介)
D:ここは函館市にある障がい者を支援する作業所です。喫茶店形式になっています。実際にお客さんを相手にしながら働く能力を磨いていきます。
(パソコンでメニュー表をつくっている様子)
D:音声案内付きのパソコンをつかってメニューを作るのは視覚に障害がある女性です。様々な人が自分の障害に応じた仕事に取り組んでいます。
B:そうですね。いろんなことに挑戦して仕事に結びつければ…
所長:接客ですとか厨房訓練ですとかあと会計の訓練ですとか、ができてそれが一般就労に結びつければ…
(カフェ閉店後清掃中)
D:しかし、作業所の経営は苦しい状態が続いております。あくまでも障がい者の訓練が目的なので喫茶店はあまり利益を上げられません。
一方で行政からの援助はゼロ。この作業所は福祉制度の対象にはなっていません。このままでは維持していくのが難しいといいます。
(本日の売上集計を終えて…)
所長:今の現状では大変厳しいですね。
D:この作業所では、国から援助する方法があります。ここでの事業が法で定めた「就労継続支援」と認められることです。
(制度のしくみ)
D:認められれば国から報酬を得られます。ただし運営資金が50万円を用意するという条件が道の担当部署から出されました。そのお金を貯めるために売り出したのがこのイカの形のお菓子です。
(所長が出かけ、近所の店に行く)
所長:ごめんください。
D:代表は近所の店を回って売り込みます。
所長:やきあがりました。よろしければお食べください。
ありがとうございます。食べてください。
店:いつも悪いですね。がんばってるね。いつもありがとうございます。
(カフェの玄関に立ち、ポスターを持って呼び込む)
D:作業所に通うこの男性も協力します。手作りのポスターで道行く人にアピールしています。販売を始めて1ヶ月ですが評判は上々です。利益をあげてこの作業所の場所を守りたい。小さなお菓子に期待がかかります。
(視聴者のみなさんへ)
所長:ほんとに函館市民全員の皆さんに食べていただいて、食べることで購入することで応援してほしいなと…
(終わり)
平成21年1月8日(木曜日)
利用者さんがテープおこしをしました。
会議などの録音テープを文書化作業します。
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